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授業内支援回数の傾向分析

授業内支援回数の傾向分析

課題

某自治体では全ての学校にICT支援員を常駐させており、ICT機器の設定・不具合対応だけでなく実際の授業の中に入り込んで教員のICT利用を促進することも業務の1つと位置づけられていました。そのため該当自治体の教区委員会からは、授業の中で実際に支援した回数(1授業1回カウント)が求められており、私達も各校のデジタルサポーターに日次で授業内支援回数の報告を求めていました。

ところが実際に集計を進めていくうちに、ICT支援員と教員のスキルと授業内支援回数に線形の相関がない(スキルが高いICT支援員がいる学校(およびICTスキルが高い教員が多い学校)は授業内支援回数が低くなる傾向がある)ということに気づきました。

そこで授業支援回数と学校内でのICT活用状況を元に仮説モデルを立て実際の数値を当てはめて検証することになりました。

重視したポイント

(この手の分析ではよく起こりますが)数値遊びになってしまわないように、各校を実際に訪問して現場の様子を把握しているメンバーとも連携を取りながら分析を進めました。

解決方法

月次アンケートで確認している「学校内での1人1台端末の利用状況」と日々の授業内支援回数を元に 年間の変化を追ってみたところ以下の傾向があることがわかりました。

授業内支援回数の傾向分析

またスキルの高いICT支援員へのヒアリングから授業内支援回数と実際の支援内容は以下のように変化することもわかりました。

授業内支援回数の傾向分析

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